東工大発バイオベンチャー・セルシュートセラピューティクス株式会社
総額2.3億円のシードラウンド資金調達のご報告
細胞内タンパク質ネットワーク情報を基に画期的な医薬品を創製する東京工業大学発ベンチャー企業、セルシュートセラピューティクス株式会社(共同代表取締役 田中寛、増田典之 本社:東京都江東区新木場二丁目3番8号 以下「当社」)は、2022年7月29日に総額2.3億円のシードラウンド資金調達を完了いたしました。今回の調達により、創業からの累計資金調達額は約3.8億円となりました。
今回シードラウンドにご参画いただいたのは、京都大学イノベーションキャピタル株式会社(代表取締役 楠美 公、本社:京都市左京区)及びSMBCベンチャーキャピタル株式会社(代表取締役社長 落合 昭、本社:東京都中央区八重洲)の新規2社と既存株主である株式会社ファストトラックイニシアティブ(代表取締役 木村廣道 本社:東京都文京区本郷)の計3社となります。
資金調達の背景・用途
今回のシードラウンドにおける資金調達によって、当社の革新的基盤技術であるPLOM-CON(Protein Localization and Modification-based Covariation Network)解析法およびセミインタクト細胞リシール技術の更なる改良を図るとともに、人材獲得を含めた研究体制の強化を通じて、パイプライン構築に繋がる創薬標的分子の取得を目指します。
本資金調達引受先
株式会社ファストトラックイニシアティブ
京都大学イノベーションキャピタル株式会社
URL:https://www.kyoto-unicap.co.jp/
SMBCベンチャーキャピタル株式会社
URL:https://www.smbc-vc.co.jp/
代表取締役 田中寛のコメント
今回の資金調達において、投資家の皆さまからのご期待とご支援をいただきまして心より感謝申し上げます。近年、製薬企業においては、医薬品の作用点となる疾患関連性の高い標的分子の取得が大きな課題となっています。当社技術によって、細胞内における複雑な分子ネットワークを解明し、新たな創薬標的分子を取得することが可能となります。本ラウンドでは、当社の創薬基盤技術を最大限に活用し、画期的新薬候補物質の創製に繋がる創薬標的分子を取得することで企業価値の向上に繋げたいと思っています。
セルシュートセラピューティクス株式会社
2021年7月創設の東京工業大学発のバイオベンチャー企業。
現東京工業大学 特任教授 村田昌之先生らによって確立されたPLOM-CON解析法とセミインタクト細胞リシール法を基盤技術とし、病的細胞の発症、進展を再現し、細胞染色画像ビックデータを基にその細胞のタンパク質ネットワークを経時的・網羅的に解析することで、創薬標的分子の探索および画期的新薬候補物質の創製を行う。